ドラ1先輩を強力援護だ。阪神佐藤輝明内野手(23)が、18号2ランで藤浪の今季初勝利をアシストした。1点リードの3回2死一塁。堀田の145キロを中堅左へ運び「最高の結果になってうれしい。よっしゃー!」と喜びを爆発させた。ベンチ前では矢野監督の似顔絵があしらわれた虎メダルを渡され、笑顔にならずにはいられなかった。

1年目の春季キャンプで洗礼を浴びせられた。昨年2月7日、紅白戦で対戦した藤浪に対し、4球全て直球で空振り三振。「速いし、(球が)曲がっていた。それは初めて見ました」。剛球に目を丸くさせてから1年、今年2月5日には22年初実戦で右腕から本塁打を決めた。力と力の対決で沸かせた2人が、力を合わせれば怖いものはない。昨季も藤浪がシーズン1勝目を挙げた4月9日にソロアーチ。「ピッチャーも頑張ってくれているので、いい1勝になった」。またも先輩の力投に応えてみせた。

8月は2度の15打席連続無安打と落ち込み6番降格も味わったが、直近5試合は打率3割3分3厘、2本塁打、9打点と全開だ。「いいホームランだった」と自画自賛した3試合ぶりの1発でプロ最長4試合連続打点。「打点がチームの勝ちにつながると思うので、これを続けていきたい」。4番の仕事に胸を張った。

矢野監督は本塁打の内容に状態の良さを感じ取っていた。「ああいう方向に1年目はよく飛んでいた。今年は逆方向が減ってしまっているけど、ああいうふうに打ってくると相手にとっても嫌」。センターから逆方向への当たりを絶賛した。主砲の上昇とともにチームも3連勝。「良くなったり悪くなったりなので…、いい状態を長く続けられるように頑張ります」。シーズン残り29試合。ノーモア失速を宣言し、最後まで突っ走る。【中野椋】

○…3試合ぶりにスタメンマスクをかぶった梅野が先制適時打を放ち、藤浪を援護した。2回2死一、二塁で巨人先発堀田の直球を右前打まで運んだ。「自分でなんとかしたいという感じで。結果、先制点を取れて良かった。晋太郎もそれで少し気持ち的にも楽やっただろうし、すごくいい攻撃ができたかな」と納得顔だった。

○…1番中野が先輩の「つなぎ」に応えるタイムリーを放った。先発藤浪が犠打を決めた直後の4回2死二、三塁。高木から三塁への内野安打を放ち、リードを4点に広げた。「晋太郎さんがしっかり送ってくれたので、なんとしても1点をもぎ取るんだという気持ちで、無我夢中で走りました」。18日にコロナ感染から復帰後、全3試合で安打を放ち3連勝に貢献した。

【関連記事】阪神ニュース一覧