広島が3試合連続完封勝利で今季7度目の同一カード3連勝を決めた。連続試合完封「3」は球団タイ記録で、19年以来3年ぶり6度目となった。

■玉村6回無失点&2安打で2勝目

中8日で先発した玉村昇悟投手(21)は攻守で躍動した。まずは本業の投球。テンポの良い投球で「0」を並べ続けた。6回85球、4安打無失点で2勝目を手にした。4月7日以来150日ぶり勝利となった。

打でも輝いた。3回先頭では左翼線へ鋭い当たりを放ち、今季2本目の安打。0-0の3回2死満塁では遊撃への内野安打で先制点を自らもぎ取った。プロ3年目で初の複数安打。投打で勝利にけん引した。

■7回から継投で無失点リレー

2点リードの7回からは継投に転じた。7回はケムナ誠投手(27)が2死一、二塁を招くも無失点。リードが7点に広がった8回は矢崎拓也投手(27)が無失点。9回は松本竜也投手(22)が締め、3戦連続完封勝利を完成させた。

■CS圏の3位阪神には2・5差

ナイトゲーム開催の3位阪神には、広島の試合が終了した時点で2・5差に迫った。借金はいまだ「6」ながら、本拠地では36勝27敗2分けと好成績。地の利を生かしている。

【関連記事】広島ニュース一覧