今季限りでの引退を表明したヤクルト内川聖一内野手(40)、嶋基宏捕手兼コーチ補佐(37)を、高津臣吾監督(53)がねぎらった。

神宮での阪神戦後「キャリアの中でのスワローズの期間は、そんなに長いわけではないですが、野球界での影響を考えたら、すごく大きなものを残した2人だと思う。いろんなことを経験したベテランって大事だと、あらためて感じています。すごくチームの力になってくれた」と感謝を込めて話した。

内川については「イメージとしては左バッター。あんだけうまく打って、右バッターで、あれだけ高打率を残すバッターって、なかなかイメージが湧かない。それを右打者としてやってきた。すごいバッターだなと思ってます。ヒットゾーンが広くて、バットコントロールがうまくて、ホームランも打てて、すごく抑えるのが難しいバッター」と最大級にたたえた。

嶋については「ゲームに出る機会は、あまり多くなかったですけど、非常に大きな存在です。これは今もそうです。ベンチでの動きであったり、選手への指導というか、アドバイスであったり。すごくいいアドバイスを与えてくれます。今シーズン、彼が点を取ったり、抑えたりしたわけではないですけど、大きな戦力でしたね」と存在を高く評価した。