西武は13日、松井稼頭央ヘッドコーチ(46)が新監督に就任すると発表した。

6年間指揮を執った辻発彦監督が今季限りで退任。球団からの就任要請を受諾していた。18日に就任会見をする。

18年に西武で現役引退した松井新監督は翌19年から3年間、2軍監督を務めた。今季はヘッドコーチとして、辻監督を支えた。基本的にスタメンも決めてオーダーも組むなど、チームの指揮に必要なものを学んできた。

PL学園から94年にドラフト3位で西武入団。02年にはトリプルスリーを達成するなど、日米通算2705安打を放った。そのレジェンドがチームを指揮する。

今季は長年の課題だった投手陣が整備された一方で、打線は迫力を欠いた。本塁打と打点王を獲得した山川頼りだった感は否めず、チーム打率2割2分9厘はリーグ最下位。松井新監督には打撃陣の再建も期待される。

◆奥村剛球団社長コメント◆

「松井監督は2018年にテクニカルコーチ、2019~2021年に2軍監督、そして今季ヘッドコーチを務めました。選手としての実績はもちろん、コーチ経験が豊富であること、今季辻監督のもとヘッドコーチとして選手を指導し、選手、チームの課題を的確に把握しており、チームが目指す「常勝」と「育成」という点において、監督として最もふさわしい人材だと判断し、就任を要請いたしました。来季、埼玉西武ライオンズは松井監督のもとリーグ優勝、そして日本一をつかみ取るべく戦ってまいります。ファンの皆さま、どうぞご期待ください。そして、より一層の熱い応援をよろしくお願いいたします」

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