阪神水口栄二打撃コーチ(53)は攻撃陣に「いてまえ魂」をたたき込む。

近鉄、オリックスで17年間プレーし、1213本の安打を積み重ねた。01年には近鉄「いてまえ打線」の2番に座り、リーグ優勝に貢献。得点力不足打開へ「勝負強いバッター」の育成を念頭に置き、「打点を稼ぐだけの勝負強さだけでなく、塁に出る、粘れるとか、いろいろな勝負強さがある。それを選手に伝えられたら」と力を込めた。

若手中心のチームなだけに「バットを振るというのはいつの時代も変わらない。素振りは非常に大事。そのへんを浸透していけたら」と気合十分。通算279犠打で、バント指導にも期待大だ。NPBのコーチは11年ぶりで、近年は兵庫・西宮市で小、中学生向けの野球教室を開き、指導を続けてきた。「本当の野球の基礎を学んだのかなというのはある。それが今度プロで生かせたら」。今季は球団ワーストを更新する26度の完封負け。得点力アップへ「1点」をもぎ取る姿勢を植え付ける。

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