第1戦で黒星を喫したのオリックスは、山崎福也投手(30)の適時打で先手を取った。

3回1死三塁から先発投手の山崎福が打席へ。ヤクルト先発サイスニードの初球を引っ張ると、打球は前進守備の一、二塁間を破った。

三塁走者が生還し、自らのバットで援護点をたたき出し、「何とか抜けてくれてよかったですし、先制のタイムリーになってくれてよかったです! この後のピッチングもしっかりと頑張ります!」とコメント。一塁上では大きく右手を突き出した。

山崎福は投手ながら打撃センスも光る。今季は投手ながら6月3日広島戦(マツダスタジアム)で代打出場。通算でも17打数4安打で打率は2割3分5厘とバットでも存在感がある。

山崎福の適時打の後、1死一、二塁から宗佑磨内野手(26)が右前打。右翼手のサンタナが打球をファンブルしている間に二塁走者の山崎福が2点目のホームを踏んだ。投げても4回まで無失点と、チームを引っ張っている。

◆山崎福也(やまさき・さちや)1992年(平4)9月9日生まれ、埼玉県出身。日大三3年春の甲子園で準優勝。当時放った13安打は95年室岡尚人(観音寺中央)10年我如古盛次(興南)とともに今でも大会最多記録。明大ではリーグ通算20勝。14年ドラフト1位でオリックス入団。通算28勝(40敗)。公式戦の打撃は通算17打数4安打、打率2割3分5厘。父晃弘さんは元巨人、日本ハムで捕手、一塁手。188センチ、95キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸5000万円。

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