中日は28日、元日本ハムコーチの上田佳範氏(48)が7年ぶりに2軍打撃コーチに就任することを発表した。

同氏は名古屋市内の球団事務所で契約を結び会見。立浪監督から直接電話で就任要請を受けた上田氏は「身の引き締まる思い。楽しみな選手が多いと感じた。ストレートに振りまけない選手を育てたい。長打でもヒーローになれるが、四球やバントでもヒーローになれる」と、得点力増が課題の打線を下支えする意欲を口にした。

上田氏は松商学園(長野)でエースとして2度の甲子園に出場。91年ドラフト1位で日本ハムに入団し、93年に外野手に転向した。05年に戦力外通告を受け、中日にテスト入団で移籍。08年に現役引退し、翌年から中日、DeNAなどでコーチを歴任し、21年からは16年ぶりに日本ハムで2軍外野守備走塁コーチを務めていた。現役時代の通算成績は、1027試合、486安打、192打点、37本塁打、打率2割3分6厘。188センチ、85キロ。右投げ左打ち。