中日を自由契約になった平田良介外野手(34)が29日、ナゴヤ球場で球団本体の秋季練習前に自主練習を行った。早朝からグラウンドでノックを受け、室内練習場ではマシン打撃と一連のメニューを消化。午前10時30分の秋季練習開始前には球場を後にした。

平田は4日に球団から戦力外通告を受けた後も、自主練習を継続。28日には、自身のSNSで「ファンの皆様へ 平田良介より 重要なお知らせ YouTubeにて 10月30日日曜日 12時公開」と発表していた。

今季の平田は、昨年に発症した異型狭心症、ぜんそくから復帰も、3年目岡林の右翼定着などもあって、51試合、1本塁打、10打点、打率2割でシーズンを終え、4日に戦力外通告を受けていた。同日の会見では「声がかかるか分からないが、次に向かって準備している。もう一花咲かせたい」と言い、自由契約を選択。トライアウトは受けず、NPB他球団での現役続行を模索中で、移籍がかなわなかった場合は現役引退することを明かしていた。

平田は大阪桐蔭から05年高校生ドラフト1巡目で中日に入団。これまでの中日17年間で通算1227試合、1046安打、105本塁打、484打点の成績を残していた。

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