阪神は29日、甲子園での秋季練習第2クール2日目の練習終盤に、二遊間の特守を約1時間行った。練習前に岡田彰布監督(64)から訓示があり、2班(中野、山本、北條、植田)(木浪、渡辺諒、糸原、板山)に分かれて実施。2班が二塁、遊撃を交互に守り、併殺の際の二塁ベースへの入り方、スローイングなどの確認を入念に行った。
岡田監督の一問一答は以下の通り。
-やりたいと言っていた二遊間の連係を練習した
「そや、まあ。明日もちょっとやろうかなって思うけどな」
-動きを見た印象は
「そりゃまだまだや、見とったら分かるやろ(笑い)。あんなんやってないんやろな。ああいう動きをな」
-「6-4-3」、「4-6-3」以外にグラブトスもあった。今後もメニューに入れていくか
「そうや。そりゃ、どんなプレーが起こるかわからんへんからな。ゲームの中ではな、予期せぬことが起きるわけやから。トスもな、やっぱり手首とか使ってしまうから、もっとやらなあかんな」
-選手にはどんなことを伝えたか
「いやいや、もう、こんなんは基本やからな。あんな緩いボールでな、あんな風にしてやってるんやから。11月もこういうのをやって。2月にはこんな練習でけへんからな。二遊間なんか、ピッチャーの連係とか、やることがいっぱいあるから。2月にはある程度、完成近くな。みんながな。できるようになっとかなあかんかなっていうことよ」
-取れるゲッツーは確実に
「確実にというか、まあ、アウトにするような、ゴロを1つアウトにするのと一緒であって、ゲッツー取れるボールはやっぱりゲッツー取らないと。ピッチャーがそういう感じで投げて、『よし』と思うのと、1人ランナーが残るとだいぶやられるよ、ツーアウトで一塁残るというのは」
-8人がセカンド、ショートをやった。しばらくは両方やるのか
「両方やる、やる、やる、やる。まだそんなん、どこがどこか、まだそんなん決める時期じゃないよ。だから両方やらすんじゃなしに、相手の気持ちも分からなあかんということやからな、結局な。やっぱり優しいね、相手が投げやすいところに投げる、ちょっと緩い打球やったらこっちがいい、速かったら正面でいいとか、それは両方やっぱり二遊間分からなあかんから。両方やっとかんとな。まだそこまで誰がショート、誰がセカンド、そんなもん、まだアレや、11月で決められへんよ」
-中野の両方のポジションを見て感じたことは
「中野はやっぱり器用やな。器用、器用」
-彼は二塁の適正あるか
「いやいや、そらまだ、まだ。まだフェニックス(リーグ)に行ってる人もおんのに、まだそら見てないのに(笑い)」
-昨日のテレビでは「中野のバットは必要」という発言があった
「おーん、そら当然必要やからな」
-使いたいと思う選手の1人
「そら使いたいよ、中野は、うん。やっぱりバッティングは、二遊間では飛び抜けとるもんな、やっぱりな」
-今後は「5-6-3」、「3-6-3」のゲッツーの練習も
「いや、それはあれよ、もう安芸行ってからや」