ロッテ種市篤暉投手(24)が本来の球威に近づいてきている。

この日は9回に登板し、2奪三振で3者凡退に。直球の最速は152キロをマークし、フォークやスライダーの落差も十分だった。「課題にしていた変化球を試せたので良かったと思います」と振り返った。

右肘トミー・ジョン手術のリハビリを終え、今年8月11日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で1軍マウンドにも復帰した。しかし手術前の球威はまだ遠く、3回5安打3失点と打ち込まれた。

吉井理人監督(57)もそこは感じており「まっすぐが全然戻ってこなかったんで。今回(のフェニックスリーグ)は短いイニングでどうなるかやってみようと。そしたらまっすぐが強くなったんで、成果出てると思います」と筋道を立てての調整に合格点。「今日見る限りは、ほぼ本来のボールになってるんで」と、来季の完全復活へ期待を高めていた。【金子真仁】

【関連記事】ロッテニュース一覧