オリックスが2敗1分けの窮地から一気の4連勝で、26年ぶり日本一を成し遂げた。 仰木監督やイチローらを擁した95、96年以来のリーグ連覇を決めた22年シーズン。前回連覇時のV戦士である中嶋聡監督(53)が、96年以来の日本の頂点へと導いた。

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▼オリックスが<4>戦から4連勝で96年以来、26年ぶり5度目の日本一。オリックスが1シリーズで4連勝は阪急時代の75年<2>戦から1分け挟んで記録して以来2度目。シリーズの優勝ブランクは07年中日の53年ぶりが最長で、26年ぶりは6番目の長さになる。これまでヤクルトには78、95、21年と敗れており、4度目の対戦で初めて倒した。シリーズで2年以上続けて同じチームが対戦するのは19、20年の巨人-ソフトバンク戦以来11度目だが、前年敗退チームがリベンジを果たしたのは93年ヤクルト、07年中日に次いで3度目。

▼今シリーズの得点はヤクルトの23点に対しオリックスは22点。相手より少ない得点で日本一は04年西武以来になる。オリックスの投手数は<1>戦から5、8、5、4、6、5、5の合計38人。シリーズで延べ38人が登板は10年中日の36人を抜いて最多。合計得点は相手より少なくても、継投策でしっかりリードを守って日本一に輝いた。

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