阪神岡田彰布監督(64)が15日、高知・安芸で行われている秋季キャンプ第4クール初日の練習前、円陣でナインへゲキを飛ばした。野手は大山悠輔内野手(27)、佐藤輝明内野手(23)、中野拓夢内野手(26)、投手は伊藤将司投手(26)、西純矢投手(21)の名前を挙げ、「アップの時から先頭で引っ張っていけ」と主力としての自覚を促した。一問一答は以下の通り。
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-円陣で大山らの名前を出して訓示をしていた
「違うやん、『先頭走れ』って言ったんや、アップで」
-どういう狙いで
「いやいやそんなもん、後ろ走っとってもお前、大山と5人な、中野、佐藤…誰やったかな…。伊藤、西」
-自覚を促す
「まあ、おーん、最後1週間な、最後やから。『アップからお前らが先頭で引っ張っていけ』と言うたんや」
-最近はそういう選手が減ってきた
「だから、大学、社会人(出身の選手)とかおるけどキャプテンやってたやつ誰かおるかと思ったけど、なあ、(ほとんど)いないんやな、今。そういう経験というかな。今はいてないとか何とか言ってたな。今来ているメンバーでキャプテンとかしとったのは」
-坂本、熊谷が大学時代にキャプテン
「坂本、熊谷がキャプテンか。そういう、引っ張っていくというか、なんかそういうのが見えんもんなあ。見えんというかなあ」
-やらせて練習で変わったことは
「そんなん、変わらへんよ(笑い)」
-自覚持つことが、下に抜かれない気持ちにもつながるのか
「うーん、だから、俺らでもベーラン(ベースランニング)でも先頭走ってたもんな。選手会長の時はな。ベーラン1人1人やけどな」
-疲れがたまってきた時期にもう1度引き締める意味でも
「そうやな。もう最後の締めやからな、この1週間がな」
-才木はカーブの練習していた
「いやカーブ投げてたけど、最後投げたのはフォークやな。聞いたらな。あんまり落ちてないけどな。『なんや今の』って(捕手に?)聞いたら『いや、フォークです』って言ってたけど」
-才木はキャンプ全体的に見てどうか
「いやいや、そらボールに力あるよ、ストレートな。あんまり無理せんようにとはゆーたけど、なぁ、手術明けのなぁ。才木は。そこまで投げ込んで投げ込んでじゃ、それは何も決めてない。たまにピッチング休んだりしてるからな、才木は、うーん」
-今季は中10日以上空けたが、来季は中6日で回りたいと話していた
「そらまぁ、2月、なぁ、ある程度毎日投げ込みできたらなぁ。間は大丈夫か、2年くらいたつんか。それはどんどん投げてくれた方がええけどなぁ」
-特守で板山と渡辺諒が三塁。佐藤輝の状態次第ではチャンスもあるか
「まぁチャンスというか、まぁしかし1年間な、1人で行く、そらほとんど、だってお前、チームに何人いてる? 1人か2人やで、おんなじポジションでフル出場できるのはな。なんかあった時のな、そらもう、準備だけしとかんとあかんし、ファーストもやらさなあかんかもわからんからな、なんかあった時ようのな、ゲームの中ではそんなん何があるか分からんからな」
-彼ら自身も可能性が広がる
「そら広がる、うーん。1軍の戦力としては十分やもん、バッティングにしても。板山なんか器用よな、あいつな、どこでも守れるもんな、器用そうには見えんけどな」
-渡辺諒も打つ方は魅力
「やっぱ、いるよな。どこでも、これは2月入って、紅白とか実戦な、入ってそら守らしとかなあかん、準備のためにはな、まぁファースト、サード両方な、板山はファーストできるけどな、渡辺なんかファーストなんか守ったことないかも分からんもな。もしも大山の場合は右バッターが減るからのお。もしなんかあればな。ファーストなんか今左投げいてないけどな。そこは大山外れたら右バッターいきたいよな。また左いうのはあれやからな、もしなんかあった時のためにな」
-練習メニューはコーチ陣が組んでるが、どこ守れというのは監督からか
「俺は知らん(笑い)。朝入って久しぶりに聞いたわ。シートノック誰がこことか」