中日土田龍空内野手(19)が20日、ナゴヤ球場での契約更改で700万円増の1350万円(金額は推定)でサインした。今季終盤から遊撃の定位置を獲得。高卒2年目で62試合に出場し、打率2割4分8厘、52安打、12打点の成績を残した。8月19日ヤクルト戦(バンテリンドーム)では9回無死満塁で初サヨナラ打。「立浪監督の誕生日に打てたのがうれしかった」と、持ち前の勝負強さが光った自身のベストプレーに挙げた。

同じ遊撃手で先輩の京田がトレードでDeNAに移籍することが決まった。「プライベートでもよくしていただいた。さみしい気持ちはある。守るポジションが同じなので、少しでも追いつけるようにしたい。京田さんの相手になれるようにしたい」。入団以来、憧れた先輩への思いも語った。

京田、阿部の2人の内野手が移籍するが、今ドラフトでは明大・村松開人(21)ら支配下選手指名7人中、4人が即戦力内野手。ライバルは多い。「143試合にしっかり出場したい。ドラフトで入ってくる選手に負けないようにがんばりたい」。20歳で迎える来季のサバイバルレースに生き残るため、オフは10年連続ゴールデン・グラブ賞を受賞した広島・菊池涼の自主トレに参加して守備を磨く。

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