DeNA佐野恵太外野手(27)がシーズン161安打で最多安打者賞を初受賞した。前日24日に発表されたベストナインに続く2冠に「とてもうれしく思っています。今年は首位打者を逃してしまったので、来シーズン以降、そこの争いにも食い込めるように頑張りたい」と満足はしていない。

今季はヤクルト村上宗隆内野手(22)が史上最年少で3冠王に輝いたが、来季も打率を含めた戦いは続く。「もちろん負けないように頑張りたいですし、セ・リーグは村上選手の他にも良い打者がたくさんいるので、その中でも一番になれるように頑張りたいと思います」。ライバルが集った表彰式で、あらためて闘志に火がついた。

今季は、首位打者だった20年の打率3割2分8厘には及ばなかったが、3割6厘で3年連続3割超え。「キャリアハイを超すためにも、2020年の打率は目標としてやっていきたい。(CSは)ファーストステージで負けてしまったんですけれど、この悔しさ、経験をいかしていきたい」と、リーグ優勝、日本一に向けて、さらに貢献する意欲を言葉にした。【鎌田直秀】

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