阪神加治屋蓮投手(31)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、1500万円アップの3000万円で更改した。

ソフトバンクから移籍し、阪神では2年目のシーズン。18年に72試合に登板した右腕が、復活を果たした。39試合に登板し防御率2・43、7ホールド。「勝ちパターンまではいけなかったですけど、主にビハインドの展開で、ここをしっかり抑えれば逆転につながるかもしれないという場面で、しっかり抑えてくれたと言っていただきました」と評価を受けた。

シーズン序盤の決断が功を奏した。江草2軍投手コーチからの助言で、投球時のプレート位置を真ん中付近から一塁側に変更。「1軍の打者の反応を見ていけるんじゃないかなと。右打者の反応を見ると、打者からすると嫌な見え方をしているのかなと思う」。わずか数十センチの改革が、活躍を後押しした。

来季へ向けては「まずはフィジカル面。1年間けがなく戦える体を作り上げる」。投球フォームについても「効率のいい、ロスの少ない投球フォームを技術的にはやっていきたい」と向上心は尽きない。岡田新体制での勝ちパターン入りを目指し、腕を振る覚悟だ。(金額は推定)

 

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