日本ハムのファンクラブ会員兼選手の今川優馬外野手(25)が11日、他球団で採用されている「ニックネームユニホーム」を着用した企画試合の開催を熱望した。この日、千葉・鎌ケ谷で行われた「鎌スタクリスマス会」に、郡、田宮と参加。入団1年目から、仲間を鼓舞するために叫び続けていた「執念」が、いつの間にか自身のニックネームになっており「期間限定のニックネームユニホーム。それを球団に求めます」と、提案した。

「本当にみんなから『執念』って呼ばれるんですよ。コーチやスタッフさんにも。下手したら僕の『優馬』という名前を知らない人の方が多いんじゃないかって。その可能性もあります」。人さし指を立てた「執念ポーズ」は、チーム内にすっかり浸透。選手の個性を端的に表すニックネームの背ネーム企画は、他球団で多数採用されており、メジャーでは18年にエンゼルス大谷が「SHOWTIME」のユニホームを着て、話題を呼んだ。国内でもロッテ、オリックス、中日などで同様の試みが行われている。今川は「活躍して一緒に(執念という言葉が)広まってくれれば」と、夢を膨らませた。【中島宙恵】

○…女性ファンに大人気の田宮が、予定が狂い欠席となった万波の「代打」として、急きょ「鎌スタクリスマス会」に参加。新球場を見学した今川が「鎌ケ谷より小さい。(本塁打の)チャンスです」と言うと、すかさず「僕の方がチャンスです」と小さな声で反論。今川は右打ち、田宮は左打ち。右中間が狭い新球場は左打者に有利とされており、新球場でのプロ初アーチに意欲を見せた。

○…昨年も「鎌スタクリスマス会」に参加した郡が、北海道テレビの人気キャラクター「onちゃん」の着ぐるみで登場。ファンの前で“脱皮”して会場を沸かせた。本職の捕手だけでなく内外野もこなすが「守備でエラーをしてしまったのが、僕はイヤ。悔しいシーズンだった。普通にさばけるように、来年は頑張ります」と意気込んだ。

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