プロ野球史上最速タイとなるプロ3年目で大台の1億円を超えた。DeNA牧秀悟内野手(24)が13日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の年俸1億2000万円(金額は推定)でサインした。

「(年俸1億円は)1つの目標でもありましたし、本当にありがたいです。1億円を超えたので、うれしかったです」

今季は、60年の桑田武以来球団史上2人目となる2年目で開幕4番を任され、打線をけん引した。135試合に出場し、打率2割9分1厘、24本塁打、87打点。自身初のベストナインを獲得し、11月に行われた侍ジャパンの強化試合にも出場した。

昨季は、2年目の野手では20年近本(阪神)の4500万円を更新する史上最高額となる7000万円でサインした。投手を含めても和田(ダイエー)に次ぎ、松坂、菅野(巨人)と並ぶ歴代2位。1300万円から438%増も、00年松坂(西武)と並ぶ新人史上最高の昇給率だった。

▼DeNA牧が1億2000万円で契約更改。入団3年目では07年マイケル中村(日本ハム)の1億5600万円に次ぎ、15年則本昂大(楽天)に並ぶ2位の高額。マイケル中村は大リーグを2年経験しており、日本のアマ球界からプロ入りした選手では最高タイになる。入団3年目の1億円到達は7人目。野手では00年高橋由伸(巨人)以来2人目(二刀流の大谷を除く)で内野手は初。DeNAの1億円到達では00年川村丈夫、18年山崎康晃の各4年目を上回った。

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