身長を伸ばし、盗塁数も伸ばす。日本ハム今川優馬外野手の身長が、25歳にしてまだ伸びていた。オフに取り組む姿勢を整えるトレーニングで、身長が2センチ伸び、179センチになっていたことが判明した。効果的な体の動きを追求するトレーニングの一環で、股関節回りの動きもスムーズに。3年目の来季は「足が速くなりそう。2ケタ盗塁を狙いたい」と長打だけでなく、足でもかき回し、勝利に貢献していく。

25歳で迎えた予想外の“成長期”を、3年目のステップアップにつなげる。12月上旬に身長を測ると、背が2センチも伸びていた。180センチまで1センチに迫り「成長期ですね。開幕までに180センチいきますよ。名鑑とかでも180センチあると見栄えいいじゃないですか。本当に180センチ、いっちゃいますよ」と息巻いた。

昨年オフに、東海大四(現東海大札幌)の野球部同級生から紹介された、視野や視界を効果的に使うためのトレーニングを導入。その一環で「シーズン中、疲れがたまった中でどう体を動かすかが大事になってくるので、自分の再現性を高めたい」と、肩甲骨周りや姿勢改善などの取り組みも続けた。すると昨年、1センチ伸び177センチ、今オフ再開すると、さらに2センチ伸び、179センチになったという。

身長が伸びたこと自体は“副産物”も、本来目指していた、動作の再現性や効率を上げることに関しては十分、手応えを感じ取っている。「歩き方から、股関節周りとかもすごく動くようになったので、今までにない感覚が出てきたなと。足も速くなりそう。盗塁も2ケタ狙いたい」と、足でのアピールも思い描いた。

大学時代は50メートル走6秒ジャストで走るなど俊足も持ち味。2年目の今季は長打力を生かし、自身初の2ケタ本塁打をマークしたが4盗塁だった。「打つだけじゃなくて、フォアボールでも塁に出れば、次の塁を取って。塁を取れれば、もっと勝利に貢献出来る」。ワンサイズ大きくなった体を最大限に生かし、新球場で迎える23年を盛り上げる。【永野高輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧