ロッテの“サウナー兄弟”石川歩投手(34)、東條大樹投手(31)らが6日、千葉市内で自主トレを公開し、キャッチボールやダッシュで大量の汗を流した。

昨季は2年ぶりに開幕投手を務めて勝利発進した石川は「吉井さん1年目ということなのでチーム1つになって優勝出来ればいい。1年間1軍でしっかりやることが目標です」と投手陣の中心としてチームを引っ張る決意だ。昨季は6月に腰痛、9月には右肩痛で離脱し、7勝7敗。規定投球回数にも到達出来なかった悔しさがある。年末年始は地元の富山・魚津市で野球教室を実施したり、「すごく良かった。お薦めです」と言う人気書籍「サ道」の原作者タナカカツキ氏がプロデュースを手がけた都内のサウナ施設「渋谷サウナス」などで心身を整えた。「去年上位だったチームは絶対に倒していかないといけない」と熱く語ると、「じゃあ、あがります」と汗を拭いた。

昨年10月に右足首の手術を受けた東條も、リハビリは順調だ。元日に都内の自宅近くで新年「初サ活」の“湯治”も満喫した。すでに平地でのキャッチボールを開始しており、「もうちょっとで傾斜で投げるという段階。1月中にどんどん状態を上げていければ」と2月1日のキャンプインに備える。今季の目標は「最優秀中継ぎのタイトルをとりたい」とスッキリ言い切った。「勝っている場面で投げさせてもらえるように。タイトルをとるにはホールドが35から40くらいは必要だと思うので、そこを目指したい」。自己最多59試合登板、30ホールドの昨季を上回る貢献を誓った。シーズン中の体力維持、回復法を問われると「サウナっすね。行けるなら毎日行きたい」と笑った。

自主トレには佐々木千隼投手(28)、土肥星也投手(27)、古谷拓郎投手(22)も参加した。【鎌田直秀】

【関連記事】ロッテニュース一覧