オリックス宮城大弥投手(21)が7日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開した。ラオウ杉本のTシャツ姿で登場。室内でアップを終え、その後は杉本商事BSで出場を熱望するWBCの公式球を使ってキャッチボールを行い、今シーズンに向けて完全習得中のフォークで締めた。

プロ2年目から13勝、11勝と2年連続で2桁連続勝利を挙げ、リーグ連覇、26年ぶり日本一への中心戦力になってきた。今年はいっそうのバージョンアップを目指し、チェンジアップに続く新たな武器にフォークを選んだ。「チェンジアップだけでは対応されやすいというか、ぼくの場合は遅いので、対応されるので、もう少し速い落ちる球が欲しいと思ったのが、きっかけ」とフォークを選んだ理由を説明。さらに「いつも打たれる時はワンパターンだったり、何かの球種が入らなくてつまって、それが打たれたりする場面が多かったので。何か1つ難しければ、もう1つの球種でカバーできればと思っているので。もっと練習していきたいなと思っています」と語った。

今季の目標の数字に15勝を挙げたが、追いかける不動の存在はエース山本。「毎年(防御率で)1(点)以上離れているので、ずっと眼中にないとか、興味ないとかひどい言葉ばかりかけられているので、僕が頑張ってもっと練習して勝負できるぐらいになったらなとは思います」と差を埋めていく。今年の対面はまだだが「今年もバチバチでいきましょう。SNSの方では思い切って言ってるので、会ったらビビらずに押していきたいと思います」と、新年のあいさつを心待ちにした。

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