ソフトバンク藤本博史監督(59)が偉大な大先輩にV奪回を誓った。26日、所用のためペイペイドームを訪れた藤本監督は報道陣に対応。急逝したホークスOBの門田博光さんとの思い出をあらためて振り返り「何とか今年は(優勝という)いい報告ができるように頑張りたい」と話した。

門田さんは藤本監督の入団時はすでに雲の上の存在だった。孤高の大打者として近寄りがたい雰囲気が漂ったが、プロ入り時に言われた言葉は強い印象として残っている。「門田さんからスタンドインするまでの時間を短くしろと、言われた。3・5秒で入るんだったら3秒で入るようにと。強いスイングで0・5秒でも速くスタンドに届くように強い打球を打てと言われた」と懐かしんだ。

チーム3年ぶりのV奪回を目指す藤本監督にとってキーマンとなる主砲柳田にも「(門田さんのように)体をしっかり鍛えてやっていってくれたら長く野球ができるんじゃないかな」と話していた。

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