阪神岡田彰布監督(65)が20日、沖縄・宜野座キャンプ第5クール3日目の実戦形式での打撃練習に登板した新助っ人2人の評価に明暗をハッキリ示した。先発タイプのブライアン・ケラー投手(28=レッドソックス3A)は、投げ込み不足、調整不足と指摘した。勝利の方程式の一角として期待するジェレミー・ビーズリー投手(27=パーレーツ3A)は状態が上がってきていると評価した。一問一答は以下の通り。

 

-外国人3人が投げたが

「先発の方のな、Bの方か、Bのケラーも2回な、投げて。だからお前、ちょっと言うたんよ。あの球数で先発な、ブルペンの回数とか、球数とか。ちょっと通訳が言うたみたいやな。『ちょっと危機感持て』と。『今だったら、そんなんお前、(先発ローテで)投げられへんぞ、入れへんぞ』ってな、お前」

-岡田監督が通訳に

「俺はピッチングコーチにな。『あいつ、あれじゃあかんで。いくらなんでも』と」

-前回の実戦形式の打撃練習登板をやったときの前に言ったのですか

「いや、後、後。(初ブルペンから)中6、(2度目ブルペンから)中4でなあ。その後でちょっと安心しとんちゃうか、配列のメンバーの中にな。そんなん分かれへんぞっていうてたんや。投げへんねんから分かれへんよな、力がな」

-2回投げたのは予定通り

「2回、予定通り。ほんで本人は言うたんやろ? 自分で投げるて言うたらしいで。危機感持たななぁ。いつでも投げさせてもらえると思ってたらそんな枠ないかもわからんぞ。今の状態見とったら。なあ」

-本人もしっくり来てないと

「そら投げてないからやろ(笑い)やっぱり投げて感じをつかまないとしっかくりもけえへんやろ」

-状態はまだまだ

「あんまりやっぱり自分なりにも納得いってないと思うよ。そう見えたけどな。簡単に打ち返されるもんな」

-直球に納得いってないと言ってた

「最後もあんまりストレート投げてなかったやん、だから」

-2月中に1度、良いものを見せて欲しい

「まあそらなあ、いつかは投げると思うけどな。オープン戦とかな。近い試合でな。そら、あいつは先発として取ってるわけやから、2人(K・ケラー、ビーズリー)は後ろの方やけど。おんなじような時期に球数少ないんちゃうかと言ったけど。ビーズリーの方はあれからよう入っとるやろ、ブルペンなあ。それもちょっと言うたみたいやけどな、通訳からな。でも他の2人は後ろっていうかブルペンの方やからな、1イニングとかそんな感じやけど、Bの方はやっぱり先発やからな、そのへん、ちょっと違いがあるし、ビーズリーの方はこないだよりストレートなあ、やっぱり投げてるからちょっとこないだよりは、ビーズリーの方はな。ストレートとだいぶな、前よりはキレてたよな」

-ビーズリーの方はピッチを上げて頑張ってもらわないと。後ろの方で

「そらまあ、あれは順調じゃないか、最初ちょっとなあ、何日か投げんかったけど、それからなあ、ブルペンでも投げてだいぶあれは上がってきたんちゃうかな、調子はなあ。今日の感じを見たらなあ」

-本人は次は試合で投げられるコンディションだと

「今日はよかったよ。前よりは全然よかったよ。投げさせよと思うのな、日本のバッターにな、ちょっと、そんなんかなあ」

-変化球も決め球のレベルは高い

「なんかフォークかなんかなあ、何球かええのいっとったなあ」