国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術から復活を目指すDeNA三嶋一輝投手(32)が22日、ロッテとの練習試合で実戦復帰した。

「ピッチャー三嶋」のコールに、スタンドから大きな拍手が起こる中、6点ビハインドの7回に登板。先頭の藤岡を変化球で見逃し三振、福田光を二ゴロ、茶谷をこの日最速タイの149キロで二ゴロに抑えた。

昨年8月末に手術を受け、リハビリを開始。実戦は昨年8月14日のイースタン・リーグ日本ハム戦以来で、1軍では同5月7日の広島戦以来の登板で、1回を無安打無失点に抑えた。

三嶋は「対外試合の一発目ということで、僕自身も自分にすごくできると期待しましたし、元気にしっかり投げることが結果できたので、すごい良かったですし、本当にまずは一歩目ということで、本当に良かったなと思います」とかみしめた。

◆黄色靱帯(じんたい)骨化症◆ 原因不明の国指定の難病で、背骨に沿った靱帯が骨化して脊髄を圧迫する。下肢の脱力やしびれがみられ、悪化すると両下肢まひをきたすこともある。12年に手術を受けた元巨人右腕の越智は13年に2軍戦で実戦復帰した

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