楽天田中将大投手(34)が、国内では11年ぶり2度目の大役へ向けて調整登板を終えた。巨人とのオープン戦に先発し、3回2安打無失点。毎回走者を背負う投球となったが、要所は締めた。1回無死一、二塁では中田を三ゴロ併殺打。2回2死二塁では小林を三ゴロ。3回は先頭の巨人先発ビーディに四球を与えたが、後続は3人で抑えた。中5日で臨む30日の日本ハムとの開幕戦(エスコンフィールド)を見据えて46球で投げ終えた。

1週間前の17日中日戦(バンテリンドーム)では4回2/3を6安打4失点だったが、きっちりと修正した。これでオープン戦は4試合に投げて、失点したのは前回登板だけ。計16回2/3を投げて防御率2・16と、確かな手応えを得て締めくくった。いよいよ次は1試合だけの特別な先行開幕となる開幕戦。駒大苫小牧時代を過ごした第2の故郷に誕生した新球場での歴史的な一戦へと向かう。