巨人の開幕ローテが固まった。31日の中日との開幕戦は新外国人右腕のビーディが先陣を切る。2戦目以降は新外国人左腕のグリフィン、2年目の赤星が続く。新助っ人の開幕投手抜てきは、球界全体でも過去3例のみ。勝利投手となれば史上初となる。直近10年の開幕戦は8勝2敗。外国人に限ると17年のマイコラスは白星を挙げている。

2カード目となる4月4日からのDeNA3連戦は、WBCで第2先発を担った戸郷を初戦に配置する。28日の2軍戦で調整登板を経て本番に臨む。2戦目は新外国人メンデス、3戦目はタワマン投法で2月のキャンプ中から猛アピールを続けた横川が6枠目を勝ち取った。昨季まで5年連続で開幕投手を務めた菅野は右肘痛で調整が遅れ、開幕ローテからは外れた。

23年ペナントレースの出陣を4日後に控えた27日は都内ホテルで「読売巨人軍激励会」が行われた。原監督は「開幕投手はビーディでいきます」と公表。「非常に層が厚くなってきた。でも若いチームがスタートするので、少々なじむまで山あり谷とまでは言わないが、山ばかりではないと思う。奪回という中で巨人が走りだしているということを皆さんの前で戦っていきたい」と決意表明した。【為田聡史】

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