ロッテの角中勝也外野手(35)が、0-4で迎えた6回1死満塁で三塁線を破る左前2点適時打を放ち、「5番DH」での今季初スタメン起用に応えた。

1ボールから、ソフトバンク東浜の144キロシンカーを捉えた。「打席の前に福浦さん(ヘッド兼打撃コーチ)に『ちょっとスタンスが広すぎじゃないか』と言われて微妙に狭くした。1足分ないくらい修正して、それが良かったかなと思います」と感謝した。

チームにとっては今季3試合目、24イニング目での初得点。タイムリーは3月26日に行われた中日とのオープン戦(バンテリンドーム)の1回に中村奨吾内野手(30)が打点を挙げて以来、31イニングぶりだ。

角中は8回の第4打席でも左前安打を放ち、4打数2安打2打点の活躍だ。「うれし、です。これで他の選手にも火が付いたと思います。まずはチームが良い形で勝つことが大事。スタメンにこだわらず、後ろからいっても、どういう状況でも、求められる役割をしっかりやっていきたい」。プロ17年目を迎えたベテランは、やっぱり頼りになる男だ。4日のZOZOマリン開幕となる日本ハム戦では、吉井理人監督(57)の初勝利を導く一打が期待される。【鎌田直秀】

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