楽天島内宏明外野手が10年ぶりのランニング弾を含む2安打3打点で打線をけん引し、連敗を3で止めた。3点リードの7回1死、西武張奕から左翼へ大飛球。ジャンプしたペイトンが捕球できず着地時に負傷。ボールが転々とする間に一気に本塁を陥れた。13年7月7日ソフトバンク戦以来のランニング弾は、プロ通算99号。「100本目だったら良かったんですけど、99なんで。何とかもう1本、今年中に打てるように頑張りたい」と振り返った。

4番の役目を果たした。3回、鈴木大の1号ソロで先制し、なお2死満塁。エース高橋から左翼線へ2点適時二塁打を放って打線に火を付け、10安打8得点の快勝に導いた。通算100号に迫ったが、「大振りしたらいい結果にならないんで。コンパクトに打っていきたい」。あくまでも自分らしい打撃で、チームを支えていく。【鈴木正章】

▽楽天石井監督(8得点の打線について)「みんな小さい失敗を恐れずにやっていけば、大きい成功につながる。一喜一憂せずにやるのがシーズン。大きい成功につなげて欲しい」

○…楽天藤平が6回途中5安打2失点で2勝目を挙げた。序盤から打線の援護を受け、最速151キロの直球を軸に粘り強い投球を披露。敵地でのお立ち台で「しっかり相手ピッチャーを見ながら勉強できることもありましたし、僕が粘って、野手の方が点を取ってくれたので。ほんとに感謝したいと思います」と振り返った。