横浜対決は意外な結末を迎えた。阪神及川雅貴投手が1点ビハインドの8回に3番手で登板。7番木下からの下位打線を9球で3者凡退に封じた。チームにリズムをもたらし、その裏に逆転に成功。自身2年ぶりの白星を挙げた。「一応、今季初ですからね。うれしいですね。今日のボールは一応、いただきました」。ウイニングボールを手に、笑みをこぼした。

柳と伊藤将という横浜高出身の先発対決が注目されたが、最後に勝利をつかんだのは、その後輩である及川だった。「ブルペンで見ていましたけど、自分もそこに交ざれて良かったです。柳さんはずっと活躍されていて、将司さんもずっと活躍されていて、見習うべき存在。将司さんは同じチームなので聞けるところは聞いて盗めるところは盗んでいきたいです」。今季6試合目で防御率0・00。接戦で左腕の好投が光った。

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