雨ニモマケズ-。阪神大竹耕太郎投手(27)が、勝ち投手の権利を持って6回で降板した。6回4安打、4奪三振、1四球、1失点。3回に先制点を献上したものの、直後にチームは逆転。4点リードを保ってマウンドを降りた。

「雨の影響でマウンド状態も悪くなる中、どんな状況でも自分のパフォーマンスを出したいと思って投げていました。ヒットかなと思った打球などもアウトにしてもらいましたし、ランナーを出しても低めに集めることでゲッツーを取ることもできたところもよかったかなと思います。すぐに逆転してくれた打線にも感謝です」とコメントした。

雨雲が上空に広がる甲子園は、試合開始から弱い雨が降り続いている。チームでは青柳にも負けない? 雨男は、SNSで「大雨さん」「大雨降太郎」などと異名をつけられている。この日、雨脚はなんとか持ちこたえ、勝ち投手の権利を持って役目を果たした。

現役ドラフトで移籍し、今季4試合に登板して4勝。阪神では21年ガンケルが開幕5連勝しているが、同投手は5試合目が勝敗なし。過去に阪神で開幕から5戦5勝は37年秋の御園生と04年福原の2人だけ。大竹が今日も白星を挙げれば球団史上3人目だ。

また、ソフトバンク時代の大竹は交流戦に3試合登板して3勝。阪神戦の1勝を含むものの、セ・リーグ相手には通算7試合登板して7勝。「開幕5戦5勝」と「対セ8戦8勝」に挑戦する。

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