日本ハム新庄剛志監督(51)が、この日の打線の意図を明かした。

この日は昨季首位打者の松本剛外野手(29)や野村佑希内野手(22)がベンチスタート。代わって、1番郡拓也捕手(25)、2番細川凌平内野手(21)、7番奈良間大己内野手(23)、8番福田光輝内野手(25)と、1軍当落線上の選手がスタメンに名を連ねた。

新庄監督は「超満員のグラウンドで、若い選手たちにプレーをさせておきたいなと。慣れさせるというか。あとは、疲れが出てきている選手を休ませるというところで、今日はこういうオーダーになった。控えの選手たちが、こういう場所で『さあやったろう』という気持ちになるというところがポイント」と説明した。

結果は3度の犠打失敗などもあって攻めきれず、今季6度目の完封負け。10四死球の投手陣に「多いね。四球が野手のリズムを狂わせたというところもある。バントの失敗にもつながっているのかなと」と、苦言を呈した。

○…日本ハム加藤豪将内野手が華麗なセーフティーバントを決めた。6回1死一塁、「サードを見たらすごい後ろにいた」と絶妙なゴロを転がした。新庄監督が出したセーフティーバントのサイン通りに遂行。「2ランを打っても流れは変わらないと思っていた。振ってほしいと言われて、サインが出た。僕の考えと一致して気持ちが良かった」。新庄監督は「うまく決めましたね、本当に」と大絶賛だった。

○…日本ハム郡拓也捕手が今季初のマルチ安打を記録した。「1番一塁」で先発出場。チームは4安打に抑えられた阪神才木から2安打を広角に打ち分けた。「1番で起用してもらったので、積極的にいこうというのは決めていた」。3回無死一、二塁で試みた犠打が投飛になるなど課題も残った。「最初のチャンスだった。次はそういう仕事もしっかりとできるように」と気を引き締めていた。

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