西武源田壮亮内野手(30)がまさかの1イニング2失策を記録してしまった。

初回2死二、三塁。5番坂倉の打球は遊撃源田の前へ弱く転がった。源田は捕球後、一塁へのランニングスローを試みるも、ボールが手につかず本塁側へ数メートルそれ、2走者が生還した。

直後、6番田中の打球はフライに。簡単な飛球に思えたものの、源田は落ちてきた飛球を見失い、間近に落ちた打球に対してグラブを出すこともできず(結果は安打)、2死一、三塁となった。悪夢はこれで終わらず、7番林の三遊間へのゴロを捕球するも、二塁へ悪送球。3点目を失った。最後は8番矢野の正面のゴロをアウトにした。

名手は悪送球後、まさかのミス連鎖に、三塁線の近くで30秒近く、しゃがみ込んだままだった。

源田の1試合2失策は過去4度あり、1イニング2失策は17年4月21日の日本ハム戦以来2度目。過去788試合出場で65失策だった名手が、まさかの1イニング2失策。松井稼頭央監督(47)も「(飛球は)太陽の難しさももちろんあるでしょう。でもゲンにはお釣りが来るくらい助けてもらっていますから」とフォローし、「その中でも何とか勝ち切れたことは、非常に大きな、大きな試合だと思いますね」と話した。

【関連記事】西武ニュース一覧