“やまーんの大移動”で新天地での確固たる居場所を築く。中日から移籍した日本ハム山本拓実投手が26日、チームとともに那覇入り。27日に移籍後初昇格予定の右腕は「チャンスだと思う。自分の良さを出してアピールしたい」と意気込んだ。

トレード発表の19日(月曜)からの1週間はドタバタだった。「火曜の夕方に北海道へ行って水曜に東京へ移動。木曜はカーミニークで試合。金曜からは鎌ケ谷で2泊して、日曜は羽田に泊まりました」。中日時代は新幹線移動が基本だったが、移籍後は1週間で3度も空路を利用。名古屋を起点に各空港と球場を直線距離で結んだ総移動距離は約3600キロにも達した。

激変した生活にも、愛称「やまーん」こと山本拓は「徐々に慣れたい」と意欲的だ。那覇での西武2連戦後、チームは約2200キロの大移動で本拠地へ戻る。「1週間前は想像もしていなかった」という野球人生の転機の真っただ中。気迫の投球で移動疲れも吹き飛ばし、チャンスをつかむ。

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