「サイ・ヤング賞右腕」の必死のアピールも、あと1歩届かなかった。DeNAトレバー・バウアー投手(32)が28日、「マイナビオールスターゲーム2023」のファン投票最終結果で猛追及ばず、先発投手部門で2位に終わった。

1位の阪神村上が28万1990票で、最終中間発表では3位だったバウアーはさらに票を伸ばし、巨人戸郷を抜いたが、23万5943票で惜しくも届かなかった。

バウアーは、オールスターにファン投票での出場を熱望し、自身のツイッターで自身への投票を呼びかけ。出場が決まれば、「過去最高の30分版オールスターVlogをお届けするよ」と予告した。

交流戦では3戦3勝で、西武高橋光成、オリックス山下舜平大、日本ハム加藤貴之と主戦級に投げ勝ち、猛アピール。ラストスパートにかけたが、村上の壁は高かった。

登板前日だった24日の取材では「阪神の選手にファン投票で勝つのは、なかなか難しいなと感じた。ぜひ、グラウンド上では勝ちたい」と話し、25日の対戦では勝利を飾って首位浮上に貢献した。