西武外崎修汰内野手(30)がお立ち台に姿を見せた。どこを見ても笑顔がある。「外崎りんご園」のタオルも5、6、7枚。楽しそうにスタンドを見渡した。

「ハイサイ!!」

うれしくなる。「ほんとに熱い応援、ありがとうございました。力になりました。皆さんの声援があってこそ打てた一本でした」

0-0の8回2死二塁。日本ハム2番手玉井から、しぶとく右前へはじき返した。2夜連続の適時打。西武応援席では親子連れが、沖縄特有の「カチャーシー」を踊る姿もあった。

故郷の青森・弘前も祭の街だ。でも沖縄の空気はまた違う。「青森と比べると暖かく、食べ物も沖縄そばだったり、島らっきょ、大好きです。また来年もやりたいです」。笑顔が止まらない。

交流戦後にボールの捉え方を少し変えてみて、好調だ。松井稼頭央監督(47)も「打球の方向が非常にいいですからね。アウトになってもいい方向に飛んでると思いますので」と頼もしく見つめている。3番外崎が得点に絡む頻度が増えてきた。西武が流れをつかみ始めている。【金子真仁】

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