楽天阿部寿樹内野手(33)が、初めて本拠地のお立ち台に上がった。

1点リードの5回2死二塁で、カウント1-1から小島の低め129キロフォークを、体勢を崩されながらも左前へ運んだ。二塁走者の小深田が一気に本塁生還。7月17日ロッテ戦以来の打点となった。中日から移籍1年目の今季は打率2割0分2厘、1本塁打、9打点と不調。「なかなか打てず。これを機にどんどん打てるように頑張ります」と闘志を燃やした。

岩手・一関市出身。打席に入るたびに、スタンドから愛称の「マスター」コールで沸く。地元出身選手として、ファンから愛されている存在。ようやく、その恩返しを直接伝えることができた。「だいぶ長い時間かかってしまいましたけど、(お立ち台は)すごくいい景色なので、また上れるように頑張ります」とファンへ宣言した。

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