ソフトバンクの新外国人、最速159キロ左腕・ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手(26=オリオールズ傘下3A)が8日、本拠地のペイペイドームで入団会見に臨んだ。「日本で野球がプレーできる球団に感謝しています。チームの優勝に貢献できるように頑張りたい」と笑顔で話した。

ベネズエラ出身で188センチ、115キロの大型左腕。「8回の男」ことリバン・モイネロ投手(27)が左肘を手術し、今季の戦列復帰が絶望的なだけに、セットアッパー候補としての期待がかかる。「何日か調整すれば(状態は)100%になると思います。チームの力になれるように、どんな状況でも投げられる準備をしていきたいと思います」と意気込んだ。今季は3Aで27試合に登板。2勝1敗1セーブ、防御率2・96。今後は福岡・筑後市のファーム施設で調整し、早期での1軍合流を目指す。

レッドソックス時代には主に中継ぎを務めて、メジャー通算91試合に登板した。3勝4敗、防御率5・06。奪三振率は驚異の14・03を誇り、エンゼルス大谷翔平投手(29)とは過去4度対戦し、4打席4三振を奪っている。チームは現状3位で首位オリックスとのゲーム差は8・5。巻き返しへ、大型左腕がピースに加わった。

背番号は「61」。1年契約で推定年俸6400万円プラス出来高払い。

◆ダーウィンゾン・ヘルナンデス 1996年12月17日生まれ、ベネズエラ出身。13年にレッドソックスとマイナー契約を結び、翌14年にルーキーリーグでプロデビュー。2年間で30試合に登板し、7勝2敗、防御率1・64の成績を残した。19年4月23日のタイガース戦でメジャーデビューし、2回1/3を無失点。メジャー通算は主に中継ぎで91試合に登板し、3勝4敗、防御率5・06、奪三振率は14・03。23年に金銭トレードでオリオールズに移籍。今季は3Aで27試合に登板し、2勝1敗、防御率2・96。左投げ左打ち。188センチ、115キロ。