西武高橋光成投手(26)が8回2失点で、リーグ2位タイの9勝目を挙げた。

25イニング連続無失点で臨んだこの日は初回、連打と四球での満塁のピンチで犠飛を許し、いきなり記録が途切れた。それでも意に介さない。

「失点(するの)が当たり前と言ったらあれですけど、いかに試合を作ってまとめるかというところなので」

長い髪をまとめ直し、仕切り直し。2回から5回までは走者1人も許さず、最終的に116球で8回まで投げた。今週から4週連続で週6試合。ハードな日程の初戦で、しっかりエースの務めを果たした。

松井稼頭央監督(47)は「横から見ていても、真っすぐの角度がすごくあった」と振り返った。高橋自身も「マウンドにうまくマッチしたというか、アジャストできたので」と手ごたえを口に。頼もしく、内野ゴロの山を築いた。

これで19試合を投げ、9勝目。防御率も1点台だ。「しっかり打っていただいているので、しっかり投げられる。ありがたいです」。ゆっくり疲れを取り、自身の2桁勝利もかかる次回登板に臨む。【金子真仁】

【関連記事】西武ニュース一覧