西武の新外国人右腕ブルックス・クリスキー投手(29=ロイヤルズ)が、2軍戦で入団後初めて実戦マウンドに上がった。

先発の渡辺勇太朗投手(22)が7回無失点投球をし、その後の8回に2番手で登板。直球は最速151キロ。安定して150キロをマークするも、変化球の制球が乱れた。2安打2四球などで2失点。犠飛での1死を奪ったのみで走者2人を残し、3番手斉藤大にマウンドを譲った。DeNA時代も1度踏んだベルーナドームのマウンド。23球中14球がボール判定だった。

試合後は「コントロールの部分をキャッチボールから集中してしかないと。いい試合悪い試合あると思うので、これを引きずらないように」とコメント。時折ボールを確認するシーンもあったが「ボールが思った通りの動きになっていなかったので、握りが正しい感じになっていたのかをチェックしていた感じです」と話した。

クリスキーはセットアッパー候補として、7月27日に球団が獲得を発表した。調整を続け、この日が初の2軍登板。試合中盤にブルペンへ向かうと、スタンドの多くのファンから手を振られ、会釈しながら振り返していた。

西武ではリリーフの森脇亮介投手(31)が右腕の故障で、今季中の復帰が難しい状況。段階を経て、1軍合流を目指していく。

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