世界中から集まった助っ人が、2夜連続で投打に大活躍だ。日本ハムが今季2度目の5連勝。

2試合連続の完封勝ちで、パ相手には初の同一カード3連勝に、新庄剛志監督(51)は「なんか乗っているんで負ける気がしない」と自信満々に胸を張った。

攻撃では、育成からはい上がった王柏融が、2点三塁打を放った16日に続いてヒーローになった。先頭の3回だ。ロッテ美馬の初球フォークボールをすくい上げ、右翼後方のブルペンに突き刺した。「シンプルに甘い球だけを狙って行こうと思った」という台湾の英雄は、先制弾に「興奮した」と照れ笑い。21年10月17日オリックス戦(札幌ドーム)以来、2年ぶりの1発に、新庄監督は「台湾の手前ぐらいまで行ったかな」と目尻を下げた。

キューバ出身のマルティネスも8試合連続安打と振れており、きっちり中前適時打で2点目をたたき出した。守っては先発根本のアクシデントにより、4回2死一塁からスクランブル発進となった2番手の米国人マーベルが好救援。痛快勝利に指揮官は「今はリズムに乗っている。言ったでしょ? もう少しで爆発するって」。勢いのまま、18日から首位オリックスとの3連戦に臨む。【中島宙恵】

▽日本ハム・マーベル(4回途中から8回までロングリリーフし2勝目)「準備はできていた。後は野手のみなさんがサポートしてくれたおかげです」

▽日本ハム・マルティネス(8試合連続安打。3回の中前適時打に)「チャンスで打ってやるという強い気持ちで打席に入りました。当たりは良くなかったですが、気持ちで打てた」

【関連記事】日本ハムニュース一覧>>