西武ディートリック・エンス投手が5回2安打3四死球3失点で、4月16日以来の白星をまたしても逃した。1回はオリックス打線を3者凡退に封じる好スタート。しかし、2回に崩れた。

四球と安打に犠打で1死二、三塁のピンチを招くと、ゴンザレスにはカウント1-2から膝元を狙ったカットボールが死球に。その後、2死満塁から9番広岡にカウント3-2の8球目、外角高め150キロ直球を右中間に痛恨の3点適時三塁打を浴びた。味方打線も得点できず。5回で降板。2回以外は走者を1人しか許さず無安打だっただけに悔しいマウンドとなった。

1日も早くパパとして勝利をつかみたい一心だ。5月に第1子となる長女が誕生。22日には妻と共に来日していた。待ちに待った妻子の来日に「ウイニングボールを渡せればな」と意気込んでいたが、パパとしての1勝はお預けとなった。