広島中崎翔太投手(31)が8月31日、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。

日南学園から10年ドラフト6位で入団。入団2年目にプロデビューを果たし、15年からは抑えを任せられた。16年からのチーム3連覇に大きく貢献。4年間で105セーブを積み重ねるなど通算115セーブをマークする。だが、17年には腰痛症を発症し、19年オフには右膝半月板部分切除手術。20年の9月には右後上腕回旋動脈瘤(りゅう)切除の手術した。20年から1桁登板の2シーズンを経て、今季は開幕から安定した投球でブルペンを支え、26試合登板で防御率2・52を残す。

プロ13年目での権利取得に「簡単に取れるものではない。ケガもたくさんありましたし、支えてくれた方々に感謝したい」とコメント。取得した権利については「どうするもこうするも、目の前の試合にしっかりと集中してチームに貢献できるようにやりたい」とだけ話した。