巨人が3試合ぶりの勝利を挙げた。先発赤星優志投手が、5回5安打無失点。6回以降も継投で逃げ切り、初回の2点を守り抜いた。

打線はドラフト1位ルーキー・浅野翔吾外野手(18)が初めてスタメンで1番に抜てき。高卒1年目の1番は球団では59年王貞治以来64年ぶりで、1回先頭の打席、カウント1-2と追い込まれてから、低めのツーシームを左前へ運んだ。続く北村拓の内野安打と相手の守備失策で無死満塁とし、4番坂本が先制犠飛。さらに1死一、三塁で丸が再び犠飛で続いた。若い力で突破口を切り開き、熟練の技で仕留めた。

チームは勝率5割に戻した。3位DeNAと2ゲーム差に詰め寄り、9月1日から敵地・横浜スタジアムで直接対決3連戦に臨む。

▼高卒ルーキーの浅野が1番で先発出場。巨人の高卒新人が1番で出場は56年に4試合の坂崎、59年に1試合の王に次いで64年ぶりで、2リーグ制後では3人目。また、浅野は2安打。坂崎は4試合で1安打、王もノーヒットで、1番でマルチ安打した高卒新人は浅野が球団初だ。ちなみに他球団も含めると、19年6月22日オリックス戦の小園(広島)以来になる。

【動画】巨人ドラ1浅野翔吾プロ初の1番右翼で先発 第1打席ヒットで出塁