阪神がヤクルトを下し、優勝マジック「18」が再点灯した。

2位広島が中日に敗れたことで、8月28日以来4日ぶりに「M」が復活した。チームの連敗は3でストップ。貯金は26となり、広島とのゲーム差は6・5まで広がった。70勝一番乗りで、2年ぶりのシーズン勝ち越しも決まった。

打順を3番から6番に落とした森下翔太外野手(23)が意地をみせた。両軍無得点の2回先頭でヤクルト先発のロドリゲスの変化球を捉え、5試合ぶりの1発となるバックスクリーンへの豪快な7号ソロで先制。3回には無死三塁から中野の右前適時打で2点目を奪い、なおも1死二塁から大山の左翼線への適時二塁打で3点目を追加した。さらに8回には森下がプロ初の1試合2発となる右中間への8号ソロでリードを拡大。8回に2点差に迫られたが、そのまま逃げ切った。

投げては先発村上頌樹投手(25)が抜群の安定感をみせつけた。7回3安打無失点と快投。10試合連続のクオリティースタート(6回以上自責3以内)を達成。神宮は3戦3勝で、自身初の2桁勝利に王手をかける9勝目を手にした。

チームは3連敗の小休止から息を吹き返し、9月初戦で好スタート。ここから悲願の「アレ」までまっしぐらに突き進む。