内野手の巨人北村拓己内野手(28)が大量リードを許す中、プロ初登板した。8点を追う8回に8番手でマウンドに向かった。ブルペンに残ったのはクローザーを務めている中川とセットアッパーのバルドナードのみだった。

先頭のDeNA大和は直球で一飛に仕留めるも、続く山本には直球を左翼席に運ばれた。林を一飛、関根を左飛に仕留めた。最速は141キロをマークし、変化球も交えて1回1失点で終えた。

試合後、北村拓は「死球を与えないように投げた。公式戦登板は中学3年以来。野手が投げるのはよくないのかなと思うが、明日も試合があるという意味での登板だと思う。7回裏の攻撃中に『誰か行けるか』という話になり、誰も手を上げていなかったので『僕でよければ』と伝えた」と登板前のベンチ内でのやりとりを明かした。

原監督は「台所事情というか、投手陣を助けてくれた。監督としても(投手の)練習はさせていないけれども、非常に感謝します」と話した。

野手の登板は、20年8月7日阪神戦(甲子園)の増田大以来、3年ぶりとなった。

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