右ふくらはぎ痛で離脱中の広島秋山翔吾外野手(35)が5日、山口・岩国市の由宇で2軍に合流した。出場予定だったウエスタン・リーグ阪神戦は中止となり、実戦復帰は6日に持ち越しとなった。

 

小雨が降り、足場が滑りやすくなった状況で、ほかの選手とともに試合前練習を消化した。打撃練習に走塁練習、守備では右翼と中堅で打球を追った。すべてのメニューを終えると雨脚が強くなり、プレーボールを待たずに中止が決まった。実戦モードの秋山は肩透かしを食らった形となり「試合に出ていないので、しゃべることないんですけど」と苦笑いも「(試合に)出ようとしているところまできた」とうなずいた。

 

1軍はマクブルームが合流も、上本の復帰が遅れ、出場選手登録されている西川も右脇腹の張りで試合出場が微妙な状況となっている。堂林や末包の状態がいいとはいえ、経験値があり、打線を背負える秋山の存在感は絶大だ。ただ、早期合流のためにも、実戦での確認は欠かせない。「僕自身、中途半端に戻りたくないという思いもあるし、(1軍首脳陣も)中途半端に戻ってほしいとは思っていないと思う」。仕切り直しとなる6日からあらためて復活の1歩を踏み出す。

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