楽天田中将大投手(34)が、今季9敗目を喫した。

中盤までは少ない球数でソフトバンク打線を封じた。スプリットが要所で決まり、6回まで70球で3安打無失点。しかし、2点リードの7回に捕まった。

スプリットが浮き始め、先頭の柳田、近藤と連続で二塁打を放たれた。続く中村晃に四球を与え、無死満塁とされ、今宮に1ストライクから低め140キロスプリットを捉えられ、左翼への2点適時二塁打で同点に。さらに無死二、三塁で、柳町に右前適時打を浴びたところで降板となった。6回0/3を7安打5失点。「すべてを台無しにしてしまったと思います。今日はそれ以上ないです。ちょっと言葉にするのは難しいですね」と悔しさをにじませた。

日米通算197勝のまま足踏み。今季は残り4試合程度の登板が予想される。200勝まであと3つ。投球を見つめ直し、次戦はチームを勝利に導く。

▽楽天石井監督(7回に崩れた田中将に)「打たれる球は全部高いんですけど、中軸だったのでもう少し低く集まれば良かった。7回が結果論じゃなくてターニングポイントだったので、あそこの部分ですかね」