球界野手最年長のヤクルト青木宣親外野手(41)が、来季も現役を続行することが11日、分かった。今季は3年契約の最終年だが、球団はプロ21年目となる来季も戦力として評価。メジャー7球団を渡り歩き、日米通算2702安打(11日現在)を積み重ねてきた経験は若手の模範としても大きな存在で、球団はその側面も大きく評価している。

青木は03年ドラフト4巡目で早大からヤクルトに入団。12年から米国に渡りメジャー通算774安打、打率2割8分5厘を記録した。18年にヤクルトに復帰し、3年契約を2度交わした。NPB通算では現在1928安打で、日本通算2000本安打まであと72本に迫っている。

今季はここまで86試合に出場。既に昨季の81試合を超えている。スタメン出場も56試合で、16試合を残し昨季の60試合に迫っている。

来年1月に42歳になる。昨季、史上最年少の3冠王に輝いた村上宗隆内野手(23)も「師匠」として慕う。44歳で来季を迎える球界最年長の石川雅規投手(43)も現役続行が決まっており、ベテランの盟友同士で野手陣、投手陣を包括的に支える。

◆日本では残り72本 青木は11日現在、NPB通算1928安打、メジャーで774安打で、日米通算2702安打。日米通算2000安打はアストロズ時代の17年に到達しており、達成した日本人選手は青木を含めて7人。そのうち日本だけで2000安打以上は、中村紀洋(日2101、米5)松井稼頭央(日2090、米615)の2人だけ。

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