2軍調整中の巨人高梨雄平投手(31)が15日、川崎市・ジャイアンツ球場でシート打撃のマウンドに立った。8日に出場選手登録を抹消されて以来初めての実戦形式の登板となった。

この日は3軍の打者5人と対戦。安打性の打球は1本に抑え、空振り三振を二つ奪った。「結果がどうと言うよりは1軍レベルの、今までのボールを投げられてるって感じですね」と充実の表情を見せた。

8月1日から9月7日まで13試合に登板し防御率8・00の成績で「体の動くべきところが、動いてない場所が、すごく多かった。何も思うように動かなかった」と苦しい投球が続いた。ファームでは投球フォームの見直しに着手。「ちゃんとした投げ方に立ち返る時間になった」と感覚を取り戻した。

1軍再昇格へ「僕が決めることじゃないんで」と話した貴重な中継ぎ左腕。CS進出へ、自身もラストスパートをかける。

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