巨人中島宏之内野手(41)が、来季構想外になっていることが3日までに明らかになった。今季は1軍での出場が7月の8試合にとどまり、打撃成績は打率2割7分8厘、5安打。春季キャンプ中の紅白戦で死球を受け、右手親指骨折で開幕に出遅れたことが響いた。7月28日の出場選手登録抹消後はイースタン・リーグでの出場を続けてきた。

通算1928安打で、節目の2000本まで残り72安打に迫っている中、来季去就が未定となった。中島は現役続行を希望している。西武時代の08年から2年連続で最高出塁率を獲得。09年には最多安打との2冠に輝き、12年に海外FA権を行使してメジャー・アスレチックス入りした。15年から4年間、オリックスを経て19年に巨人へ移籍すると、主に右の代打としてリーグ2連覇に貢献。一昨季は1軍で3割8分5厘、昨季も3割を超える得点圏打率で、勝負強い打撃を発揮していた。

【関連記事】巨人ニュース一覧