楽天石井一久監督(50)は雨天中止が決定後に取材応対し、10日に順延となったクライマックスシリーズ(CS)進出をかけたロッテとの大一番は「そのままノリに行ってもらいます」と、9日に先発予定だった則本昂大投手(32)をスライド先発させることを明言。ロッテも小島がスライド先発することが、予告先発で発表された。

石井監督はブルペン入りの可能性が浮上していたルーキー荘司康誠投手(22)や田中将大投手(34)については、「(中継ぎ待機は)しないかな」と明言。「リリーフはリリーフの仕事があるし、やり方があるし、コンディションのつくり方もある。(先発投手とは)また別の職種になるんで、そんなコロコロ、コロコロ変えても。ベストな布陣かなと思います」と、10日の最終決戦を見据えた

中5日から中6日と登板間隔の余裕も生まれた則本は球団を通じて「特に自分自身は影響もないですし、調整の部分でも変わることはないですね。ただ、チームとしては一昨日(7日ソフトバンク戦)に延長で遅くまで試合をしていたので、結果的にいいリフレッシュになったんじゃないかなと思います」と、負けられない試合へ向けてコメントした。

この日の仙台は朝から雨が降り、天候の回復が見込めないため、午前10時に中止が決定した。振替試合は10日午後6時に試合開始予定。3位以下が確定している楽天は、CS進出にはロッテに勝利することだけが条件だ。